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闇夜に鳴く鶏


2003/02/11 (火) マジックレポート

 あ〜長い。(^^;;)


土ころびさん(スリヴァーデッキ) vs たかとりさん(土地引き緑単)

火猫:「アンタップ、アップキープ、ドロー

 いや、マイクは置いてください、マイクは(笑)。

 どうせやるなら「アンタップ、アップキープ、グビグビ、ぷはぁ! ドロー!」とか(爆)。
 ↑こういう事を公式戦でやった(やってる)人も世の中にはおられるようです(笑)。


 先攻は土ころびさん。「セット島、エンド。(^^)」というまるで私のようなスタートを切ると、続いて平地をセット。いつぞやの青白デッキかと思ったのですが……。
 なんですか、その変な土地は(笑)。


Rith's Grove(リースの木立ち) [PS]

 土地、棲み家(Lair)

 〜は、その土地タイプに加えて棲み家である。
 〜が場に出たとき、あなたがコントロールしている棲み家でない土地1枚をそのオーナーの手札に戻さないかぎり、それを生け贄に捧げる。
 (T):あなたのマナ・プールに(赤)、(緑)または(白)を加える。


 あ、あやしい土地を(笑)。そもそも島とかみあってませんがな(笑)。何のデッキですねん(笑)。
 その無言の問いに対し、土ころびさんはたった1枚の呪文で全て答えます。出したカードは、Blade Sliver。


Blade Sliver [LG]

コスト:赤2
タイプ:クリーチャー - スリヴァー(Sliver) 2/2

 すべてのスリヴァーは、+1/+0 の修正を受ける。

 かつて Tempest ブロックにて出現したスリヴァー一族。その恐るべき相乗効果能力により珍しい多色ウィニーデッキとして一世を風靡した彼らが Legions にて復活しました。
 今回のスリヴァーをざっと眺めてみると、やや高マナシフトしてるようです。その代わりマルチカラーのスリヴァーはいませんし、色拘束は緩いままなのでまあなんとか多色化に耐えられるようにはなってますね。
 ところで、現在のスタンダードって多色地形少ないんですが。多色全盛期 Mirage/Tempest の頃に比べると、スリヴァーにとって悪い時代に復活したような気がします。


 というわけで、こんなものが出て来る時点でどんなデッキかなんてバレバレです。

火猫:「す、スリヴァーデッキ? (^^;(^^;」
邪鶏:「いきなり組みますか!!(爆)」
闇転:「新しいモノ好きなんです(爆)」

 ちなみに、たかとりさんは艦載勢でおそらく唯一「元祖スリヴァー」をリアルタイムでご存知です。
 ……そりゃあ、嫌でしょうねぇ。(^^;)


 で、たかとりさんも順調に土地引きカードを連発し、土ころびさんが3枚土地を出す間に6枚土地を出すという順調な回りを見せますが……。
 そのデッキって、単体クリーチャー除去カード入ってましたっけ?

火猫:「なんかこの間からこのデッキって相性悪いデッキにばかり当たってるわ。(^^;」

 前回はある意味同系でしたからねぇ(笑)。<土地引きカウンターデッキ
 などという呻きをよそに土ころびさんは Brood Sliver、Hunter Sliver といったスリヴァーを次々に呼びます。


Brood Sliver [LG]

コスト:緑4
タイプ:クリーチャー - スリヴァー(Sliver) 3/3

 スリヴァーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに、そのコントローラーは、1/1 で色を持たない、スリヴァー - クリーチャー - トークン1個を場に出してもよい。

 一言で言いましょう。「なんて土ころびさんらしいスリヴァーなんだ!」
 ああ外道なスリヴァー(爆)。

Hunter Sliver [LG]

コスト:赤1
タイプ:クリーチャー - スリヴァー(Sliver) 1/1

 すべてのスリヴァーは、挑発を持つ。

 たとえタップしていても無理矢理起こしてブロックさせるヤクザな Legions の新能力「挑発」。また鬼畜な能力が出てきたもので。
 ちなみにブロック宣言する前に挑発されたクリーチャーをブロックできないようにしてしまえば一応回避できます。例えばコストにタップを含む能力を使うとか。

 早くも土ころびさん、撲殺モードへ移行しようという勢い(笑)。
 ここでたかとりさんは耐えきれず Metamorphic Wurm(変態するワーム)をプレイ。


Metamorphic Wurm(変態するワーム) [OD]

コスト:緑緑3
タイプ:クリーチャー - ワーム(Wurm) 3/3

スレッショルド:〜は、+4/+4 を得る。


「大将」登場に土ころびさんは驚いて、たかとりさんの墓地に落ちているカードの枚数を数えます。が、落ちていたのは6枚。

火猫:「あと1枚、あと1枚早く〜。(^^;」
闇転:「き、危険だ。(^^;)」

 ここで土ころびさん、場をにらみ長考。Hunter Sliver の能力で挑発を得ている Brood Sliver を使って Metamorphic Wurm と無理矢理正面衝突(爆)。たかとりさん「大将」を失って表情硬直(笑)。
 これで勝負あり。たかとりさんはスリヴァー軍団の猛攻をしのぎ切れませんでした。

火猫:「まったく。鬼畜。(^^;」
邪鶏:「いやまったく。鬼畜。(^^;)」
闇転:「……鶏さんに言われたくないです。(^^;)」


土ころびさん(ゾンビデック) vs 鶏太郎(デッキ破壊デッキ)

邪鶏:「(2つデッキを出して) どっちがいいですか?」
闇転:「弱い方で。(^^;;;)」

 どっちもそんなに強くないですけどね(笑)。どうせ私の作るデッキですし(爆)。
 というわけで弱い方、鬼畜度「4」のデッキ破壊デッキで挑みます(爆)。
# もう一方のデッキも鬼畜度「4」でしたけど(核爆)。


 で、先攻後攻を決めようとじゃんけんの体勢をとる鶏太郎に対し、土ころびさんが差し出したのは6面体サイコロ。

闇転:「じゃんけん弱いので。(^^;)」

 まあこちらはどっちでもいいのでサイコロを受け取って、まだ土ころびさんが手の中で転がしているうちにコロコロ…。

 6。

 土ころびさん、凍りました(爆)。


 もちろん先攻を取った鶏太郎。沼、島と並べてしばらく悩んだ後、Dark Ritual(暗黒の儀式)から Lobotomy(ロボトミー)。


Dark Ritual(暗黒の儀式) [〜5th,〜MM]

コスト:黒
タイプ:インスタント

 あなたのマナ・プールに(黒)(黒)(黒)を加える。

Lobotomy(ロボトミー) [TE,IN]

コスト:黒青2
タイプ:ソーサリー

 対象のプレイヤー1人の手札を見て、その中から基本地形カード以外のカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーの墓地、手札、ライブラリーの中から、選んだカードと同じ名前のカードをすべて選び、それらをゲームから取り除く。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

 外道の名を欲しいままにし、黒青という配色の評判を更に下げた張本人。へたに撃つと嫌われる事間違いありません。嫌われたければ2ターン目に撃ちましょう(爆)。
 当然の事ながら、コンボデッキ最大の天敵カードです。


 で、鶏太郎はちょっと迷ったあと Coat of Arms(旗印)を指定。そして手札とライブラリーをじっくりと調べます(爆)。

邪鶏:「くそー、1枚しか無かった(爆)」
闇転:「あれっ? 2枚入れてなかったっけ?(ごそごそ) ないなぁ。ラッキー(爆)」

 Ernestさんの友人大魔王様から「だから青は嫌われるんだ(爆)」と言われながらも涼しい顔の鶏太郎。さらに Eradicate(撲滅)をプレイ。


Eradicate(撲滅) [UD]

コスト:黒黒2
タイプ:ソーサリー

 対象の、黒でないクリーチャー1体をゲームから取り除く。そのコントローラーの墓地、手札、ライブラリーの中から、選んだカードと同じ名前のカードをすべて選び、それらをゲームから取り除く。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

 Urza's Destiny に登場した Lobotomy の後継カード達の1つ。このテキストを最初に見た時、「なんて危険なカードなんだ」と思いました。なぜって? Lobotomy のテキストと見比べてみてください。
 ね、「基本地形以外」っていう文面がないでしょう?(笑)<そりゃそうだ
 例えばもし森をクリーチャー化して Eradicate を撃ったら、場に残っている分以外の全ての森が消滅してしまいます。そして、マジックには土地をクリーチャー化するカードがいくつもあるんです。

 実際、02/03付け日記でたかとりさんがこのカードによるコンボをもろにくらって森を十数枚ふっ飛ばされています。


 そう、このデッキの正体は Lobotomy系カード12枚搭載の「ぶっとび」デッキ。しかも再利用カードも搭載だ!(爆)。
 合い言葉は「墓地、手札、山札から〜」

邪鶏:「よし、これで合計3枚。目標は10枚以上だ!」
闇転:「き、き、き、鬼畜にゃ〜。(^^;;)」

 元々このデッキって「勝とうなんて考えてない」ですからねぇ(爆)。
 たかとりさん相手のデュエルでも勝負より嫌がらせを重視して30枚ぐらいリムーブして悦に入ってましたし(爆)。<やっぱり鬼畜

 しかしながらこのデッキ破壊デッキ、実はとっても遅い。ゾンビデックがいくら早くないデッキだといっても、このデッキと比べたら高速デッキみたいなもの。
 その上色拘束のきついデッキなのに島が1枚で止まっております(爆)。これで勝てたら大したもの。というわけで、ボロ負けしました。

邪鶏:「負けた事はどうでもいいです。……でもっでもっ、たった3枚しかリムーブできないなんて〜(涙)」

 しまいに友達なくしますな(笑)。


土ころびさん (ゾンビデック) vs たかとりさん (赤緑ステロイド)

 たかとりさんのデッキは前回私の「対師アトロデッキ」と対戦したデッキ。で、2ターン目に出て来るのが Heart Sliver。


Heart Sliver (ハートのスリヴァー) [TE]

コスト:赤1
タイプ:クリーチャー - スリヴァー(Sliver) 1/1

 すべてのスリヴァーは、速攻を得る。

 はい、こちらが Tempest の「元祖」スリヴァー。もっともこの Heart Sliver は配色の関係もあってかあまりデッキレシピで見た事がありません。
 当時のスリヴァーデッキは Crystalline Sliver(青白)、Muscle Sliver(緑)、Winged Sliver(青)の3種が基本として入り、あとはその使い手によっていろいろ違ったスリヴァーが採用されていました。という事で青白緑がベースカラーになるため、赤の Heart Sliver は入れにくいという事情もあったのでしょう。


 土ころびさんがさっきのデッキだったら、新旧スリヴァー対決が見られたのに、残念(笑)。
 たかとりさんは壁として Tinder Wall も出します。これが入って来るという事は、かなり本気モード? と心の中でつぶやく鶏太郎。


Tinder Wall [IA]

コスト:緑
タイプ:クリーチャー - 壁(Wall) 0/3

 (壁は攻撃に参加できない)
 〜を生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに(赤)(赤)を加える。
 赤、〜を生け贄に捧げる:これがブロックしている対象のクリーチャー1体に2点のダメージを与える。

 4th/Ice Age の時代に活躍した恐怖の壁。当時わたしがよくやられたパターンは、1ターン目森タップ Tinder Wall、即座にサクって(赤)(赤)を出し Orcish Lamberjack(IA) を1〜2体出す。2ターン目、森をタップして(緑)を出し、Orcish Lamberjack の能力で森をサクって(緑)(緑)(緑)を出し、Erhnam Djinn(アーナム・ジン、AN,CH,JD)を出す、というもの。山がなくても動くため色事故に強く、最大回転すると Erhnam Djinn が2ターン目に2体出て来るという絶望的状況にたたきこまれてしまいます。
 緑には珍しく使いきりのマナ・ソース(どっちかというと黒の能力ですよね)ですが、0/3 の壁としても使えるのでなかなか便利。欠点と言えば Lightning Bolt(稲妻、〜4th)で燃える事ぐらいかなぁなどと当時言っておりました(笑)。たいてい燃やされる前に自分で「燃やす」んですけどね(笑)。
 ちなみに2番目の能力は当時 Tinder Wall をよく使っていた人でも知らなかったり忘れていたりしていました。多分あまりブロックしなかったんでしょう、この壁(笑)。


 Tinder Wallは、大型クリーチャー高速出現デッキの証。ゾンビデックって速攻は不得手なはず。これに抵抗する方法があるとすると……。

闇転:「ゾンビの横行出します! (^^)」
火猫:「…………。(^^;(^^;」
邪鶏:「もうですか? まだ2ターン目やないですか。(^^;;)」


Zombie Infestation (ゾンビの横行) [OD]

コスト:黒1
タイプ:エンチャント(場)

 あなたの手札からカードを2枚捨てる:2/2 の黒の、ゾンビ・クリーチャー・トークンを1体場に出す。

 出ました、ゾンビデックの中核を担う外道エンチャント。これと Upheaval(激動、OD)と組み合わせた「激動ゾンビ」や、Squee, Goblin Nabob(ゴブリンの太守スクイー、MM)と組み合わせた「無限ゾンビ」は有名。というか、嫌すぎます(笑)。
 総じて、マナを消費せずしかもタップを必要としない能力というのはろくでもない事が多いのです。それが2マナで場に出せるんですからひどいもんだ(笑)。まあ手札が2枚必要という辺りまだマシなんでしょうけど。


 そうそう、これ。マナがなくてもトークンが出せるので、これで序盤をしのげるはず。
 で、もちろん土ころびさんは手札を無理矢理消費して 2/2 トークンを場に出します…あら?

邪鶏:「す、スクイー! (^^;)」

 捨てたカード2枚のうちの1枚は Squee, Goblin Nabob。


Squee, Goblin Nabob(ゴブリンの太守スクイー) [MM]

コスト:赤2
タイプ:クリーチャー Goblin(ゴブリン), Legend(レジェンド) 1/1

 あなたのアップキープの開始時、〜があなたの墓地にある場合には、あなたは〜をあなたの手札に戻してもよい。

 というわけで、さっき Zombie Infestation の所で書いた「無限ゾンビ」のキーカードその2が早くも登場です。
 赤には古の Firestorm Phoenix(LE) や Hammer of Bogardan(TE,6th)など、墓地からまい戻って来る不死カードがいくつもあるんですが、これはひどい。何のコストもなしに戻って来る。
 マジックには昔からカードを捨てる事がデメリットになっているカードがあるんですが、このスクイーはそのデメリットを完全に帳消ししてしまいます。またこのコストを必要としないというのが結構曲者。どんな色のデッキにも入れられるんですよね。(^^;) だって場に出す必要なんてないですから。(^^;)
 ちなみに Legions のリストを見ると、同じように墓地からまい戻る Ghastly Remains(LG) がいますね(実はさっき気づきました)。こちらは戻すのに(黒)(黒)がかかりますが。

 ところでこのクリーチャー、クリーチャーとしては二流です。いくら何度でも復活するとはいっても、ただの3マナ1/1では非力すぎますからねぇ。これで飛行でも持っていれば永久ブロッカーとして使えたかもしれませんが、クリーチャーとしての能力がなんにもない。正直 Skull Catapalt(IA,〜6th) の弾丸ぐらいにしか使えな…それってクリーチャーとしての価値じゃないですがな。A^^;)


 どうせ Squee は何度でも戻ってくるので、実質手札の損失は1枚だけ。大して痛くないですなぁ(笑)。
 もちろんたかとりさんは、それを見てげんなり(笑)。

 さらに土ころびさんは Deathmark Prelate を出します。……って、もしもし?


Deathmark Prelate [LG]

コスト:黒3
タイプ:クリーチャー - クレリック(Cleric) 2/3

 (2)(黒)、(T)、ゾンビ(Zombie)1体を生け贄に捧げる:対象の、ゾンビ以外のクリーチャー1体を破壊する。それは再生できない。この能力は、あなたがソーサリーをプレイできるときにのみプレイできる。

 なんだかいかにも Ghastly Remains(LG)とセットで使え、と言わんばかりのカードですね。(^^;)
 黒は昔からクリーチャーを埋葬(再生不能な破壊をさす古い用語)するのは得意な色ですが、たいてい頭に「黒以外のクリーチャーを」というただし書きが付いているものでした。が、これは「ゾンビ以外」。黒以外のクリーチャーよりもゾンビ以外のクリーチャーの方が圧倒的に数が多い、というわけでこの能力は非常に使えます。
 その代わりソーサリータイミングでしか使えないので速攻クリーチャーを防ぎ切れないのですが、別にこのカードだけに除去を任せる必要もないですし、黒には Terror(恐怖、〜6th)や Dark Banishing(闇への追放、IA,MI,TE,7th)のような優秀なインスタントの除去カードがごろごろしてますから問題ないでしょう。
 ソーサリータイミングで使えないのは、多分「当て逃げ」を防ぐためなんでしょう。


 もちろんコストにはゾンビ・トークンも使えます。という事は実質的手札1枚と(黒)(2)だけで相手のクリーチャーをがんがんつぶせるわけで。(^^;)
 さらに…お〜い、なんですねん、それ。(^^;;;)


Noxious Ghoul [LG]

コスト:黒黒3
タイプ:クリーチャー - ゾンビ(Zombie) 3/3

 〜や別のゾンビが場に出るたびに、すべてのゾンビでないクリーチャーはターン終了時まで -1/-1 の修正を受ける。

 ダメージではなく -1/-1 の修正というのがポイント。タフネスが0になると再生できませんから。さらに対象をとってないのが大きなポイント。アンタッチャブル(対象にならない能力)もプロテクションもこれの能力の前には無力。
 え? プロテクションは関係ないんじゃないかって? いやいや、プロテクションはダメージを軽減する事はできても修正を防ぐ事まではできないのです。というわけで、プロテクション(黒)を持っていても無駄。
 流石にでかいのは除去できませんが、そういうのは先の Deathmark Prelate でつぶせばいいわけで、このコンビは厄介ですね。


 この後さらに Squee をもう1枚引いた土ころびさん。ついに無限ゾンビモードに。(^^;)
 Tranquility(平穏、〜7th)や Creeping Mold(忍び寄るカビ、VI、〜6th)でも引いていればまだなんとかなったかもしれませんが……ねえ。(^^;;;)

火猫:「今日はあかんわ。(^^;」
邪鶏:「ろくな事になってませんな。(^^;)」

 誰もこの外道な黒使いを止められないのか?(爆)


たかとりさん (青メタ緑単) vs 鶏太郎 (土地引きえせ緑単)

 次は私と土ころびさんがしましょうか、と話していたのですが、土ころびさんが小用で席を外されます。
 じゃあその間にたかとりさんとしましょう、という事になりました。

火猫:「例の青メタ緑単だけど、ええの? (^^;」
邪鶏:「いいですよ。青じゃありませんし(笑)」

 青使いとていつも青ばかり使っているわけではありません(笑)。


 さて、勝負はものの2ターンでほぼ決まってしまいます。

火猫:「(手札を見て)あ…ごめん。(^^;」
邪鶏:「はい?」
火猫:「森タップ Mtend Lion(メテンダ・ライオン)」
邪鶏:「さっそくですか。(^^;」
火猫:「森タップタップ、Metenda Lion もう2匹。いや、ホントごめん。(^^;(^^;」
邪鶏:「は、は、ははは。(^^;;;)」


Mtenda Lion (メテンダ・ライオン) [MI]

コスト:緑
タイプ:クリーチャー - ライオン(Lion) 2/1

 〜が攻撃に参加するたび、防御側プレイヤーは(青)を支払うことによって、〜がこのターンに戦闘ダメージを与える事を防いでもよい。

 1マナ 2/1 は一見してわかるオーバーパワー。その代わりにデメリットが付いているわけですが…デメリットになってないです、これ。相手が青マナ出せなければ全く関係ありませんし、青マナ出せるなら出せるでカウンターのマナを残すかダメージを防ぐか、毎回悩まなければなりません。はっきりいいましょう。これは非常にえげつない青いじめのクリーチャーです。(^^;)
 嫌がられるクリーチャーとは、即ち優秀なクリーチャーの証。もちろん、これは優秀です。身に染みます。(--)


 この時点で私には3マナ以下のクリーチャーが(手札にも)いません。今後毎ターン6ダメージ。
 さあ何ターン持つかな(涙)。

 まあ何もしないのもなんですので、Rapant Growth(不屈の自然、MI,TE,〜7th)で土地を増やしましょうか。


Rampant Growth (不屈の自然) [MI,TE,〜7th]

コスト:緑1
タイプ:ソーサリー

 あなたのライブラリーの中から基本地形カードを1枚選んで、そのカードをタップ状態で場に出す。そのあと、あなたのライブラリーを切り直す。

 最近鶏太郎がはまっている土地引きカードシリーズの1つ。タップインというデメリットがありますが、2マナで使えるのは大きな強み。基本地形という事で沼でも平地でも山でも島でも引っ張って来れるため、色事故を最小限に食い止める事ができます。また、1ターンに1枚という土地の制限にひっかからないため一気に使えるマナが増えますし、ライブラリーの枚数を減らせるため土地以外のカードを引きやすくなる(圧縮効果といいます)という地味なメリットもあり。
 …と、こう書くといい事づくめのようですが、もちろんそんな事はありません。(^^;) 序盤に使った場合、中盤の速度を得るために序盤を捨てているようなものですから速攻デッキと当たると瞬殺されかねません。またこの手のカードを大量に入れた場合膨大なマナの使い道に困る事が多々あります。(^^;)
 こういう、勝ちに直結しないカードの使い方はなかなか難しいのです。


 これで私は山を引っ張ってきます。たかとりさんが「は? 山?(笑)」と驚いた次のターン、手札から沼を出してみたり(笑)。
 あれ、たかとりさんの表情が凍った(笑)。

火猫:「何色デッキやねん。(^^;」
邪鶏:「緑タッチ黒赤です(爆)」

 そしてこの後、Yavimaya Ants(AL) をプレイし、即座に攻撃。


Yavimaya Ants [AL]

コスト:緑緑2
タイプ:クリーチャー - Swarm 5/1

 トランプル、速攻
 累加アップキープ:(緑)(緑)

 人呼んで「緑の Ball Lightning(ボール・ライトニング、DK,〜5th)」。あるいは「緑の貴重な本体火力」。こちらは維持コストさえ支払えば場に留まり続けるので2〜3回殴る事も一応可能。しかし強烈なクリーチャーもいたもので(笑)。
 このクリーチャーを使うとトランプルの強さを再認識できます。使われると身に染みます。(--;)


 言うまでもないですね。大悪手です。(^^;)
 ブロッカーが欲しい時にこんな維持の大変なクリーチャーを出したあげく攻撃させてどうするの。(^^;;;)
 たぶん「1〜2匹道連れにできる」とか思い込んでたんでしょう。でも実際は素通し(爆)。完全に優勢に立っているたかとりさん、もちろんブロックなんて考えてやしません
 しかも 5/1 のこれで殴っておいて「6点!」とか言ったような言わなかったような。(^^;;;;;;;)

 この直後も謎なプレイをする鶏太郎。もちろんボロ負け。
 やはり艦載最弱はわたしか(笑)。


土ころびさん (ゾンビデック) vs 鶏太郎 (目指せ 1000/1000 トランプルデッキ)

 土ころびさんは引き続いてゾンビデックを選択。どうやらこの際徹底的に回しておきたい模様。私はいよいよ今日のメインデッキ「1000/1000 トランプル」を投入。何しろ、この日のために正体を隠していたのです(爆)。
 ゾンビデックにはやや相性的に有利なはずですが、はてさて。


 で、じゃんけんの体勢をとろうとするとまたも6面体サイコロを差し出す土ころびさん(笑)。
 コロコロ……4が出ますが土ころびさんも同じく4。では、ともう一度コロコロ……。

 6。

 う〜ん、まるで狙ったかのようなサイの目だ(爆)。もちろん周りは大爆笑。
 というわけで、もちろん先攻を選択(笑)。あまり後攻を取る人はいませんが。(^^;)
 で、手札はなかなか。土ころびさんの2ターン目のエンド時に Impulse(衝動)。


Impulse(衝動)[VI]

コスト:青1
タイプ:インスタント

 あなたのライブラリーの一番上のカード4枚を見て、その中から1枚を選ぶ。選んだカードをあなたの手札に加え、残りのカードは任意の順番であなたのライブラリーの一番下に置く。

 強力なドロー操作カード。時々重要なカードをライブラリーの底に泣く泣く送り込むはめに陥りますが、ライブラリーを切り直すようなカードと組み合わせれば問題なし。
 ちなみになぜか現物には「そのあと、ライブラリーを切り直す」という謎な一文がくっついているんですが、単純な間違いだそうです。(^^;)


 ライブラリーの上から4枚を見て、少々悩みます。Demonic Tutor(〜RV)があるなあ。(^^;)
 手札には、すでにコンボパーツが2枚。Demonic Tutor で引っ張ってくれば3枚揃います。でも手札にはカウンターが Power Sink(魔力消沈、〜6th)しかない。このデッキのコンボはか弱いので、Power Sink 1枚で守りきれるかどうか少々不安。
 焦る事はない、と思いなおして Rout(総くずれ、IN)を手札に加え、3ターン目に土地全タップから Orim's Prayer (オアリムの祈り) をプレイ。


Rout(総くずれ)[IN]

コスト:白白3
タイプ:ソーサリー

 〜をプレイする際に、あなたがさらに(2)を支払うなら、〜は、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでもプレイできる。  すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。

 通称「5枚目の Wrath of God(神の怒り)」。1マナ重くなった代りに7マナ支払えばなんとインスタントとして撃てるというのが大きな強み。まあ7マナってなかなか出ませんが。(^^;;)
 当時これと Wrath of God 4枚ずつ投入で「8ラスゴ体制」なんていうとんでもないデッキもあったようです。

 余談ですが、Wrath of God はマジック黎明期からずっと対クリーチャー呪文の最高峰として利用されていただけに、安定して高価なレアカード。私も 4th 時代に「執念で自分で引いた」1枚だけしか持っていません。ところが INVASION のスタンダード落ちで、この Rout が特価販売。Wrath of God 1枚分以下の値段でしっかり4枚ゲットしました。
 おかげで私の青白が飛躍的に安定。感謝、INVASION(爆)。

Orim's Prayer (オアリムの祈り) [TE]

コスト:白白1
タイプ:エンチャント (場)

 いずれかのクリーチャーがあなたを攻撃するたび、あなたは1点のライフを得る。

 ウィニーデッキいじめのエンチャント。軽減するわけではないので「ダメージを与えたら〜する」ような能力を防ぐ事はできませんが、その代り攻撃指定した段階でライフが回復するので Fog(濃霧、〜7th)や Evacuation(脱出、SH、7th)を使った場合ライフは丸儲けになります。コストが安く重ね張りもできるのでなかなかお得。
 Wrath of God(神の怒り、〜7th)ほどの信頼性はありませんが、別に両方使ってはいけないなんて事はありません。両方使えばクリーチャー攻撃をほぼシャットアウトできます。


 土ころびさんのゾンビデックは黒メイン。エンチャント破壊はまずないはず。ふふふ、はがせまい(爆)。

 一方土ころびさん。Crypt Creeper (墓所を歩くもの) をプレイすると、続いて Blood Pet (ブラッド・ペット)、Faceless Butcher (顔なしの解体者)をプレイ。
 えっ? Faceless Butcher?


Crypt Creeper (墓所を歩くもの) [OD]

コスト:黒1
タイプ:クリーチャー − ゾンビ(Zombie) (2/1)

 〜を生け贄に捧げる:対象の、いずれかの墓地にあるカード1枚をゲームから取り除く。

Blood Pet (ブラッド・ペット) [TE,〜7th]

コスト:黒
タイプ:クリーチャー − スラル(Thrull) (1/1)

 〜を生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに(黒)を加える。

Faceless Butcher (顔なしの解体者) [TO]

コスト:黒黒2
タイプ:クリーチャー − ナイトメア(Nightmare) ホラー(Horror) (2/3)

 〜が場に出たとき、対象の、〜以外のクリーチャー1体を、ゲームから取り除く。〜が場から離れたとき、取り除いたカードをそのオーナーがコントロールしている状態で場に出す。

 クリーチャー除去能力付きのクリーチャー。でも彼が死ぬとせっかく除去したクリーチャーがまい戻ってきてしまうのがねぇ(笑)。抜け道もあるのはありますが。


邪鶏:「……わたしの方にクリーチャーいませんから、これ土ころびさんのクリーチャー食っちゃいますよ? (^^;)」
闇転:「あっ。(^^;)」

 というわけで、あわれ Crypt Creeper が餌食に(笑)。

 さて順調に土地を並べる鶏太郎。引いたとたんに内心ガッツポーズ。


Enlightened Tutor(悟りの教示者)[MI,6th]

コスト:白
タイプ:インスタント

 あなたのライブラリーから、アーティファクト・カード1枚かエンチャント・カード1枚を探し、それを公開する。あなたのライブラリーを切り直し、その後で、公開したカードをその一番上に置く。

 古の強力カード Demonic Tutor(〜RV)のアレンジ版。コストが1マナに減ってインスタントになった代りに、引っ張って来れるカードが限定され直接手札に入らなくなりました。それでも十分に強い。Mirage には 他にもクリーチャー限定の Worldly Tutor(俗世の教示者)、ソーサリーとインスタント限定の Mystical Tutor(神秘の教示者)がありましたが、コンボデッキによく投入されていたのはこのカードと「Demonic Tutr の後継者」Vampiric Tutor(吸血の教示者、VI)でしょう。アーティファクトもエンチャントもコンボデッキのキーカードになりやすいので、このカードの価値は高いのです。


 Enlightened Tutor で残り1枚のコンボパーツが引っ張って来れるため、パーツは揃ったも同然。さて、どうするか。
 さっきと違って場に Orim's Prayer があるし、手元には Rout もある。コンボが失敗してもしばらくは耐えられるだろう。それにゾンビデックのクリーチャー除去はほとんどがソーサリータイミング。コンボが発動したら止められない可能性大。1ターン見逃してもらえたらこちらの勝ち。やってみる価値はある。

 などなどと考えた後、Aphetto Alchemist(アフェットの錬金術師)をプレイ。
 見逃してくだせえ、お代官さまぁ!


Aphetto Alchemist(アフェットの錬金術師)[ON]

コスト:青1
タイプ:クリーチャー − ウィザード(Wizard) (1/2)

 (T):対象のアーティファクト1個か対象のクリーチャー1体をアンタップす る。
 変異 − (青)

 このデッキのコンボパーツその1。
 Seeker of Skybreak(天光を求める者、TE、7th)とほとんど同じ能力を持つクリーチャー。アーティファクトもアンタップできる辺りがいかにも青っぽいです。元のコストが安いので、攪乱以外の目的では変異能力を使う事はないでしょう。
 屑アンコモンという事なのか、一山なんぼのようなコーナーで30円で売られていました(笑)。悪いクリーチャーではないですが、確かに普通デッキに入れようとは思いませんね。


 見逃してもらえました(笑)。

 もちろん土ころびさんのエンド時に Enlightened Tutor。Seizures(IA)を引っ張ってきます。そして自分のターンに Seizures を Aphetto Alchemist にぺたっと引っ付け、その Seizures を対象に Samite Ministration(サマイトの務め、IN)をプレイ。


Seizures [IA]

コスト:黒1
タイプ:エンチャント(クリーチャー)

 エンチャントされているクリーチャーがタップしたとき、そのクリーチャーのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、〜はそのプレイヤーに、3点のダメージを与える。

 このデッキのコンボパーツその2。
 当時使われているところをたぶん見た事がありません(爆)。要するに屑コモンの1つでした。
 不思議とイラストは覚えているんですけどね。

Samite Ministration(サマイトの務め)[IN]

コスト:白1
タイプ:インスタント

 このターン、あなたが選んだ発生源1つから与えられるダメージを、すべて軽減する。この方法で黒か赤の発生源からのダメージを軽減するたびに、あなたはそのダメージと等しい量のライフを得る。

 このデッキのコンボパーツその3。
 ちょっと効果はわかりにくいですが、要するにある黒か赤以外からのダメージは0に軽減、黒か赤のダメージならライフ回復に変換、というものです。しかも効果がターン終了時まで持続してしまうので、同じダメージ源から何度ダメージを受けてもそのたびに効果を発揮するという優れもの。
 これを Ball lightning(DK,〜5th) に撃つと相手がげんなりするのは確実(笑)。ええ、やりましたとも、たかとりさんの Ball に(爆)。


 詳しい話は別ページに任せるとして、これで無限ライフコンボ成立(爆)。ひかえめに 1000回ほど回して「3000ライフ回復〜」などと鬼畜な宣言(爆)。


 ちなみにこの時、一生懸命コンボを説明しているわたしを見て、たかとりさん一言。
「やっぱり、カードをプレイするより説明する方が時間かかるなあ(笑)」


 しかし土ころびさん、投了しません(爆)。周りも驚く。

闇転:「だって、まだ勝ち目は残ってますから。(^^)」
火猫:「……。(^^;」

 ここで30秒ほど「ゾンビデックで 3000ライフを削り切れるか?」を推測。いや、やっぱり無理なはず。
 となると考えられるのは別の勝利条件。たとえばライブラリー切れを狙うとか。先攻の上 Impulse を使っているので、先にライブラリー切れするのは間違いなく私。でも、そんな事を狙っているとは思えないし。
 と、ふと先日のデュエルを思い出す。私の Millstone(石臼、〜7th)ツインターボをあっさり封じてみせたゾンビデックの切り札、Mortal Combat(死闘)。


Mortal Combat(死闘)[TO]

コスト:黒黒2
タイプ:エンチャント(場)

 あなたのアップキープ開始時に、あなたの墓地に20枚以上のクリーチャー・カードがあったなら、あなたはゲームに勝利する。

 マジックは時々カードの方で独自のルールを追加してしまう、という事があります。これが正にそれ。独自の勝利条件を追加してしまうというとんでもないカード。ただその分条件も厳しく、20枚以上のクリーチャーカードが墓地におちていなければなりません。
 一般的なクリーチャー主体のデッキでは、クリーチャーの枚数はだいたいデッキの1/3の20枚程度。という事は普通に組むとそのデッキの全てのクリーチャーを墓地に落さなければならない事になります。これは少々無茶ってものです。でもクリーチャーが30枚を超えるデッキなら1枚ぐらい入れてみる価値はあります。

 巷にはこのカードによる勝利を積極的に狙うデッキというのもあります。秘密はデッキの枚数。たいてい100枚ぐらいで組んであります。60枚デッキの1/3は20枚にしかなりませんが、100枚の1/3なら30枚超。デッキの1/2をクリーチャーにすれば50枚は入っているわけで、十分現実的な数字になるわけです。ライブラリーの半分をそのまま墓地に叩き落とす Traumatize(心の傷跡、OD)を撃てば、20枚ぐらいすぐ墓地にたまるでしょう。あ〜、いやなデッキだ(笑)。


 ここで鶏太郎、Mortal Combat の勝利条件が判定されるタイミングを忘れます。(^^;) エンチャントだったのは覚えているのですが、もし出した瞬間判定されたら Disenchant(解呪)では間に合わない。
 という事は、意地でも Mortal Combat をカウンターしなければならない事に。(^^;)
 表面上余裕しゃくしゃく、しかし心の中は大慌て。

 しかし今回はいつもと引きが違います

邪鶏:「では、さっさと勝負を終らせてあげましょう。(^^) 土地フルタップ、Dromar!」


Dromar, the Banisher(追放するものドロマー)[IN]

コスト:黒白青3
タイプ:クリーチャー − ドラゴン(Dragon) レジェンド(Legend) (6/6)

 飛行
 〜がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに、あなたは(2)(青)を支払ってもよい。そうした場合、色を1つ指定する。指定した色のクリーチャーすべてを、それぞれのオーナーの手札に戻す。

 古代のエキスパンションに初めて登場した3色ドラゴンレジェンド。その哀しいほどのデメリットの高さに泣いた彼らの後継者は、トーナメント級の力を持った強力なクリーチャーでした。
 なかでも青をキーカラーとするこの Dromar は、同じ3色からなるコントロールデッキのフィニッシャーとしてトーナメントにしばしば登場、その名を冠して「ドロマー・コントロール」の名で世に知られることになります。
 個人的には Chromium(クロミウム、LE,CH)に次いで好きなクリーチャーです。


 6/6 飛行。土ころびさんのクリーチャーは全て地を這うものばかり。4回殴ればゲームエンド。
 さすがに土ころびさんも黙ってはいません。1回殴られたあと、気合一発今引きのMutilate(もぎとり)!


Mutilate(もぎとり)[TO]

コスト:黒黒2
タイプ:ソーサリー

 すべてのクリーチャーは、あなたがコントロールしている沼1枚につき、ターン終了時まで -1/-1 の修正を受ける。

 ダメージではなく修正。はい、前述の通りプロテクションも役立たず。黒最高のリセット呪文の1つでしょう。威力が沼の数に左右されるといった辺りいかにも黒っぽい能力ですね。
 これ4マナだったんですね。Wrath of God と同コストかぁ。(^^;)


 一瞬悩んだものの、鶏太郎これを通し。愛しの Dromar は墓地直行。

邪鶏:(Dromar のタフネスでは、もぎとりの修正には耐えられない。残念だが……しかし、犬死ではないぞ! (T_T) )

 などと心の中で呟く鶏太郎。確かに土ころびさんのクリーチャー達も道連れになって墓地直行。……あ、そういえばさっき Faceless Butcher に「解体されちゃった」哀れなクリーチャーいませんでした?
 というわけで、次元の彼方から Crypt Creeper が復活(爆)。
 更に土ころびさんがもう1体クリーチャーを出したのを見て「お前達2体も Dromar の後を追え!」とばかりに7マナインスタントタイミングの Rout。あわれ復活したばかりの Crypt Creeper は即死。

邪鶏:「……あれ? それってクリーチャーじゃないんですか? (^^;)」
闇転:「エンチャントです。(^^;)」

 勘違いして Rout を1体のクリーチャー相手に使ってしまいました。(^^;)


 この後、土ころびさんクリーチャーを繰り出して攻撃をかけてきます……えっ?!

邪鶏:「あの〜、いま私のライフ3017なんですが。(^^;)」
闇転:「……あ。(^^;)」

 すっかり忘れていたようです(爆)。
 この後土ころびさんは Mortal Combat 頼み、わたしは「あれ」頼みという状況になってドローを続ける展開。ああ、撤収時間が迫ってきた(汗)。

 ここで再び Impulse。引いてくれ〜めくり、めくり、めくり、きたっ!!!


Minion of the Wastes(荒廃の下僕)[TE]

コスト:黒黒黒3
タイプ:クリーチャー − ミニオン(Minion) (*/*)

 トランプル
 〜が場に出るとき、任意の量のライフを支払う。
 〜のパワーとタフネスは、この方法で支払ったライフの量と等しい。

 実に黒らしいクリーチャー。7ライフ支払えば3回、10ライフ支払えば2回殴れば勝ち。でも払えば払うほど死に近づきます。そのせいで赤に弱いという所もやっぱり黒らしい。
 勘と度胸の見せ所。さああなたは何ライフ支払います?


 鶏太郎、もちろん迷わず「1000ライフ支払います」。ついに1000/1000 トランプル、登場(爆)
 そして直後の土ころびさんの Faceless Butcher (顔なしの解体者) をきっちりカウンターして勝負あり。これで土ころびさんも投了。

火猫:「無限ライフの時にさっさと投了しとけばいいのに。(^^;」 ←テストプレイの時に投了した
闇転:「まだ勝ち目残ってましたから。(^^;)」

「3000ライフとか、1000/1000トランプルとか、マジック壊してるよなぁ(笑)」と周りも笑いながら呆れ顔。
 やはり艦載最悪はわたしか(爆)。


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