Wave Motion

　瞬殺コンボ２種搭載の青単デッキです。

デッキ構成

「20点火力１発で沈める」――Ｘ点ダメージ呪文を見た人が最初に浮かべるこの夢にあえて挑戦してみました（爆）。で、いざ組んでみたらなんだか20点どころか20万点でも与えてしまえるデッキになっていたのは何故でしょう（爆）。

　デッキ名「Wave Motion（波動）」の由来は High Tide（直訳すれば高潮なんですかね？）からスタートする無限マナループから……ではなくて、宇宙戦艦ヤマトの「波動砲」から。英語版ヤマトで波動砲の事を「Wave Motion Gun」と言ってるんだそうです。
　……Gun？　どうみても Canon だと思うのは私だけですか？ (^^;)

　前述の通り、このデッキには２つの瞬殺コンボが存在します。それぞれ説明を入れておきます。

　１つはカササギマシンガン。Pionic Gift（霊力）を付けた Thieving Magpie（泥棒カササギ）を Mind Over Matter（精神力）で連射するというコンボです。
　Mind Over Matter は手札を捨てる毎にパーマネントをアンタップできますが、その捨てる手札を Thieving Magpie が補給してくれるため、山札が尽きるまで連射可能です。山札が十分にあってしかも相手が阻止できなければ、一気に20点削りきってしまうでしょう。

　もう１つがこのデッキのメインコンボである「無限マナ」コンボです。High Tide×２、Peregrine Drake（流浪のドレイク）×１、Capsize（転覆）×１、場に島×５ある状態で発動します。
　まず High Tide を２発打っておいてから島をタップしてマナを出し、Peregrine Drake をプレイして島×５をアンタップさせます。で、島×５からマナを出した後 Capsize をバイバックで打って Peregrine Drake を回収。この繰り返しです。
　Peregrine Drake のキャスティングコストが５マナ、バイバック Capsize が６マナで計１１マナ。一方 High Tide×２が効いている状態での島×５からは15マナ出るので、差し引きすると＋４マナ。つまり１回につき４マナ増えていくわけです。これでみると判りますが、実は島×４からでも発動可能です。この場合＋１マナ／回になります。
　ちなみに、既に Peregrine Drake が場にいる場合からでも島×６か島×５＋Quicksand×１あれば発動できます。
# Palinchron（パリンクロン）なら High Tide×１、島×６で無限マナが発生するのですが、入手できませんでした。(T_T)

　問題はこれで涌き出た大量のマナで何をするか、なのですが、ここで場に Compulsion（強制）があるかないかでかなり変わります。
　場に Compulsion がある場合、大量のマナをふんだんに使って山札を掘り進み Lotus Petal（水蓮の花びら ）と Kaervek's Torch（ケアヴェクの火吹き）を手に入れます。あとは Lotus Petal から赤マナを出して残りのマナで大火力を打てば勝ち。Compulsion で掘り進むための手札が足りない時は自分の島を Capsize で手札に戻して使います。
　場に Compulsion がない場合、バイバック Capsize で相手のパーマネントを全て手札に戻して Peregrine Drake で撲殺します。毎ターン Capsize で相手の土地を戻しつづけてロックする必要があるでしょう。なおこのパターンではマナの量を調整しておかないとマナバーンで自分が死にます（爆）。

　ところで High Tide×２、Peregrine Drake×１、Lotus Petal×１、Kaervek's Torch×１、場に島×５あれば20点火力は打てます。Capsize がなくてもそれぐらいのマナは出せるんですね、このデッキ。確率的には低いですが（笑）。