神崎：「京介、これを見てみろ」
京介：「どれ？ ……あれ、<script> が doctype宣言より前にあるね」
筆者：「え、うそ。――がーん、しまった。広告用のスクリプトか！」
神崎：「たわけ」
筆者：「ぐっ……。そーだよな、そりゃそーだよな。いちいち中身解析したりしないよな」
神崎：「そもそも広告用スクリプトの存在をすっかり忘れていただろう」
筆者：「完璧に忘れてた。俺ふだん切ってるし」
神崎：「やはりたわけだ」
筆者：「ううぅ」
曽根：「doctype ってなんだ？」
神崎：「どんな文書型定義 (DTD) を用いるのかを指定する宣言だ」
京介：「要するにここでは HTML のどのバージョンを使うかを指定してるんだよ」
神崎：「別に HTML に限らんが」
筆者：「本当は必須なんだけど、書いてない人の方が多いんだよな。せっかく書いたのに。しかし考えたらこれって凄いよな。<script> タグって <head> タグか <body> タグの中にしか書いちゃいけないんじゃなかったっけ」
神崎：「動作するならいいんだろう。どうせ大半のページが IE か NN に特化しているんだ」
筆者：「俺は特化したくないんだってば」
神崎：「だったら無料ページサービスなぞ使わなければいい」
筆者：「しくしく」
京介：「doctype宣言、どうするんです？」
筆者：「消すわ。消したら HTML2.0 で扱われるだろうけど、doctype宣言入れたって先頭行に置かれないんじゃ同じだから」
神崎：「ところで、なぜこの doctype宣言は HTML4.0 なんだ？ 今は HTML4.01 じゃないのか？」
筆者：「らしいね。今日知った」
神崎：「やはりたわけだ」
筆者：「しくしくしくしくしくしくしくしくしく……」
曽根：「あー、うっとーしい！」
京介：「というわけで、このサイトの全てのページから doctype宣言を省きました」
神崎：「当然、全てのページが違反ページになっている。まあ WWWブラウザはちゃんと解釈してくれるだろうが」
京介：「一応 lynx などでも見られました。他のブラウザはどうでしょうね」