[TOP]

マジシャン / ゴースト


マジシャン MAGICIAN

 ドルアーガに仕える魔法使いです。突然現れて呪文を放ち、すぐに消えていくというイヤな敵です。もちろん呪文を盾以外で受けるとギルは死んでしまいます。
 マジシャンは剣を出していれば一撃で倒せますが、出していないと触れただけでギルは死んでしまいます。勢い余ってぶつからないよう注意しましょう(私はよくやります)。

※FC版は剣を出さずに触れても死にません。その代わり体力が1の時は剣を出しているかどうかにかかわらず触れると一撃でギルが死んでしまいます。

 メイジは壁で止まる白い呪文を、ドルイドは壁を壊す青い呪文を、ソーサラーは炎(ファイヤーエレメント)に変化する赤い呪文を、最強のウィザードは壁を通り抜ける緑の呪文を放ちます。
 ドルイドは壁を破壊するため「生きたマトック」とも呼ばれています。何体か殺さずに放置して壁をどんどん壊してもらうと逆に楽になるでしょう。ただ数が多くなるとウィザード並に手ごわい相手なので注意。

[画像:マジシャン一族]
 左から、メイジ、ドルイド、ソーサラー、ウィザード。卑怯なり、正々堂々と勝負せよ! ――やなこった(爆)。

倒し方

 マジシャンはゲーム中最強の敵だといっても過言ではありません。マジシャンをあしらえるようになれば60階クリアは見えたも同然でしょう。
 基本的な倒し方はマジシャンに呪文を撃たせてそれを盾で受け止めてから、すぐに剣を抜いてつっこんでいくというものです。ただ1体2体ならこれでもいいのですが、数が多いと剣を抜いたところへ別のマジシャンに攻撃されてしまうでしょう。

[画像:呪文を受けるギル]
 呪文を受けてから剣を抜いて倒す。まあ基本には違いない。

 マジシャンと戦う時は外壁沿いで戦いましょう。
 マジシャン(に限りませんが)は、外壁の外側には出現しません。ですから、外壁のそばで戦えば呪文が飛んで来る方向を減らす事ができます。画面の隅で戦えば更に減って2方向になります。画面中央で4方向からの攻撃に耐えるの大変ですが、2方向ならなんとかなるものです。
 また、柱と柱の間にいれば横方向からの呪文をかわす事ができます。隅にいる時なら、実質一方向だけを防げばよいのです。

 マジシャンはギルがブロックの中心点付近にいる時のみ出現します。柱と柱の間にいる時には出現しません。本来再出現する時間にギルがブロックの中心点にいない場合、ギルがブロックの中心点に行くまでマジシャンは待機状態に入ります。
 これを利用して柱と柱の間でしばらくまってからブロックの中心点へ移動すると、すべてのマジシャンを一気に出現させる事ができます。一気に呪文攻撃される事になるため一見きつそうですが、一斉攻撃の後再出現までにしばらく時間がかかるため安全な時間が生まれます。その時間を利用すれば安全にマジシャンを倒せるのです。

[画像:一度に出現1] [画像:一度に出現2]
 柱の間で待つ時間は、剣を2〜3回振るのにかかる時間ぐらいが目安。ハイパー・ゴーントレットがあるなら4〜5回ね。

 この一瞬の空白時間は思ったよりは長く、剣を一回振るぐらいは十分にできます。この時間を利用してマトックを使用するなんて事もできるのです。また FLOOR 24 の宝箱(スタート地点で1回剣を振る)をマジシャンを倒すことなく安全に出す事もできます。

出現位置

 マジシャンが厄介な原因の一つに、必ずギルのそばに出現するというのがあります。怖いレッドナイトも画面外にいる間は怖くもなんともありません。ですがマジシャンは画面外に出現しないのです。
 マジシャンが出現する位置はギルを中心とした3ブロック以内の範囲です。ただしすぐ隣に出現する事はありません。具体的に言えば下図の○のついた場所になります。

[画像:マジシャンの出現位置]
 こんな感じ。まあ何度もプレイしてれば誰でも感覚的につかんでる事だけどね。

時間差攻撃

 マジシャンは最初に全滅させた方が安全なのですが、慣れて来ると全滅させる時間が勿体無くなったり全滅させる事自体が面倒になってきたりします。そこで慣れた人はしばしばマジシャン達を野放しにしたまま迷宮内を移動するようになります。更に慣れてくると移動中に隙を突いてマジシャンを葬ったりします。これができるようになったらかなり上達した証拠です。

 ギルが移動しつづけていると、マジシャンはかなりバラバラに出現してきます。時々全く同じ場所にワンテンポ遅れて別のマジシャンが再出現してくる事があり、うっかり倒しにいこうとすると2発目の呪文を撃たれて返り討ちにあってしまいます。
# 私はこの現象を*勝手に*、幻影(ミラージュ)攻撃と呼んでいます。(^^;)

 また同じ場所でなくてもすぐ後ろに2体目が出てきてやられる事があります。マジシャンを全滅させずに移動する場合、こういう時間差攻撃が最も厄介です。逆にいうとこの時間差攻撃への対処法が身につけば、マジシャンを放置してうろうろする事ができるようになります。

時間差攻撃への対処

 時間差攻撃を簡単に防ぐ方法として、呪文を受ける時に柱と柱の間で受け、全てのマジシャンが出つくすまでそこで待つ、というのがあります。何度も言うようにマジシャンはブロックの中心点を通過するたびに出現しますから、ブロックの中心点を通過しなければそのうち出なくなります。
 少し移動する→止まって呪文を受け少し待つ→少し移動する、という移動の仕方をすれば時間差攻撃にやられる事はかなり少なくなります。

 時間差攻撃を防ぐもう1つの方法として、「間」を読むというのがあります。
 マジシャンの出現間隔はまちまちですが、下限があるため同じマジシャンが即座に再出現する事はありません。そのため間を空けずに続けてマジシャン達が出現したりすると次のマジシャンが出るまで「間」ができる事があります。
 この「間」は慣れてくるとマジシャンの出現間隔とマジシャンの数からある程度読めるようになります。読めるようになれば時間差攻撃にやられる確率が激減するはずです。また「間」を利用してマジシャンを葬る事もできるようになります。まあ何にせよ慣れが必要ですが。

 この2つを身につければ、それほどマジシャンは怖くないはずです。まあそれでもウィザード5体はやっぱり怖いのですが(笑)。

スライムが近づいてきたら

 マジシャンが複数いて剣を出しづらい時にスライムが近づいてくると非常に困るものです。下手に倒しに行くとマジシャンに攻撃を受けそうですから。
 そんな時は柱と柱の間に移動してマジシャンが出ないようにしてから、剣を出して出過ぎない程度に少し踏みこんでみましょう。ギルの剣の長さが幸いしたのか、実はマジシャンが出現しないぎりぎりの位置でもスライムを倒せるのです(数ドット程度の余裕があります)。
 同じ方法でマジシャンも倒せます。目の前にマジシャンが出現して、なおかつ時間差攻撃が起きそうになければ狙ってみましょう。


ファイヤーエレメント FIRE ELEMENT

 ソーサラーが放ってくる赤い呪文はブロックの中心点で燃えさかるファイヤーエレメントに変化します。これに触れるとギルは焼け死んでしまいます。ファイヤーエレメントは一定時間燃えつづけるためしばしば足止めをうける事になり、非常に嫌な存在です。

 余談ですが、ファイヤーエレメントのアニメーションは全4パターン。うち2パターンは他の2パターンを左右反転させたものです。職人芸ですね。

[画像:ファイヤーエレメント]
 ファイヤーエレメント。アニメーション気に入ってたのでGIFアニメにしちゃいました(爆)。

ファイヤーエレメントを早く消す

 FLOOR 27 のレッド・ネックレスはファイヤーエレメントを無効化するので、これさえ手に入れてしまえば怖くありません。問題はレッド・ネックレスを手に入れるまでです。
 レッド・ネックレスがなくてもある程度なんとかする方法はあります。ファイヤーエレメントはぎりぎりまで近づいて剣を振るとすぐに消えてくれるのです。
※有名なテクニックですが、私は苦手。(^^;)

[画像:炎を消す1] [画像:炎を消す2] [画像:炎を消す3]
 なんでみんなあっさり消せるんだろう(笑)。ええ、下手です。ほっといて(笑)。

変化の法則

 ソーサラーの呪文は横道のある所でファイヤーエレメントに変化します。横道のない一本道ではファイヤーエレメントに変化しません。
2005/11/09 追記:もう一つの条件を書いていませんでした。「壁に当たると」です。こんなの忘れるなんて恥ずかしい。(^^;) /p>

[画像:炎出現1] [画像:炎出現2]
こんな感じ。この位置からいくら撃っても赤い呪文はギルに届かない。へっへーん。

 ソーサラーを倒すなら、なるべく横道のない一本道を選ぶようにしましょう。


ゴースト GHOST

 マジシャンの魂が死にきれずに亡霊となったものです。迷宮内をさ迷いつづけています。
 ゴーストはジェットブーツを履いたギルと同じ速度で直線的に移動しながら呪文を乱射してきます。
 ゴーストは通常は見えません。ワープする時だけなんとか見えます。キャンドルかパーマネントキャンドルがあればゴーストが見えるようになります。
 ゴーストは実体が無いので、触れてもダメージを受けません。

 メイジ・ゴーストは壁で止まる白い呪文を、ドルイド・ゴーストは壁を壊す青い呪文を、ウィザード・ゴーストは壁を通り抜ける緑の呪文を放ちます。ソーサラー・ゴーストに相当するゴーストはいません。
 ドルイド・ゴーストは壁を次々に破壊して通路を作ってくれるので、倒さずにある程度放置して通路を作ってもらうとよいでしょう。

[画像:ゴースト一族]
 左から、メイジ、ドルイド、ウィザード。色が全然マジシャンとかみ合ってないけど、どうも手違いでこうなっちゃった、という説が有力のようだ。

移動法則

 ゴーストは壁にぶつかるまで方向転換しません。なのでよく長い通路をいったりきたりします。
 ゴーストは壁にぶつかるとギルに近づくように方向転換します。方向転換しようとした先に壁があると壁を通り抜けて「ワープ」します。
 ちなみに方向転換した先の壁が外壁だった場合、外壁をワープしてしまい迷宮外へ飛び出していくそうです。
 ゴーストはブロックの中心点に来ると時々呪文を放ちます。ただ呪文を放つのは方向転換する前なので、方向転換すると次のブロックの中心点に行くまで呪文を放ちません。

ゴーストの倒し方

 対処法さえ知っていればゴーストを倒すのは簡単です。
 ゴーストはよく通路をいったりきたりするので、その通路へちょこんと剣を出しておけば勝手に突っ込んできて死んでくれます。ギルの剣は結構長いので、呪文が当たらない場所からでもゴーストを倒せます。

[画像:ゴーストの倒し方その1]
 勝手に斬られる。もしかして剣が見えてないのか?(爆)

 またゴーストは方向転換直後には呪文を放たないので、2ブロック分の狭い場所に追いこむとその内側には呪文を放てなくなります。ドルイドゴーストは壁を壊してしまうので、当然この方法は使えません。

[画像:ゴーストの倒し方その2]
 文章だと説明しにくいけど、要するにこんな感じ。2体いる時は両方集めてから一気にぐさっ。


[TOP]