※以下は既に修正済みです。
休暇願を半ば強引に取り、
休暇願は取るものではありません。
それから幾年月、僕は故郷を離れ会社に務め、今の場所に暮らし始めてはや3年の時が過ぎた。
典型的なケアレスミスですね。気を付けましょう。
Mine is lady, stranger to blue water
Miner's is lady, の間違いなのでは? 確認お願いします。(_ _)
焦りましたか?
まあ、それはいいとして。
"Take Me Home, Country Roads"(邦題カントリーロード)は故ジョン・デンバー氏が1971年に発表した曲です。最近ではスタジオジブリのアニメ映画「耳をすませば」に使われたのでご存じの方も多い事でしょう。私は見た事ないんですが。(^^;)
我らが土ころびさん、まさにろうさんからの 999ヒット記念リクエスト「音をテーマにした短編」の題材として、この名曲を投入して来られました。いい選曲をしますね。(^^)
どんな曲だったか思い出すのに少々時間がかかりました。(^^;)
ぶっちゃけた話をします。今作品を最初に読んだ時、正直パッとしない作品だなあと思いました。
ただ、何回も読み返しているうちにだんだんじんわりと「いい話だなあ」と思えるようになってきました。噛んでいるうちに味が染み出してくるような感じですね。
多分内容的にはいいんですよ、これ。それだけに、ちょっと勿体ない。
つかみも淡泊。結びもやや淡泊。全体的に淡泊に感じます。なので、読みたいと思う力が弱いんです。……抽象的な話で申し訳ないですが。(^^;)
あと、キャラクターが弱い。一つでいいので具体的な思い出が欲しかった。この二人の曖昧な関係を表面的に説明しただけですましてしまっているのでキャラクターが薄く感じるんです。
銀河英雄伝説にエルンスト・フォン・アイゼナッハという人物が出てきます。「極度に無口で厳格で気むずかしい」人物なのですが、作者の田中芳樹氏は彼を描く際に「極度に無口で厳格で気むずかしい」の一言だけですませてはいません。
氏は「無口な彼がどうやって妻に求婚したのか同僚達が議論を交わした」エピソードや、「新米従卒が間違えてウィスキーではなく二杯のコーヒーを出してしまったのを、無言のまま飲み干した」エピソードなどを挿入する事で彼の個性を生き生きと描いています。
具体的なエピソードを加える事は、最も手っ取り早くキャラに厚みを与える手段の一つだと思います。今作品は、ちょっと突っ込み方が足りないように感じられて少々残念でした。
……う〜んやっぱりきつめだったかな。(^^;) 「いい話だったので勿体ない」という気持ちが強くて。
なにはともあれ、次回作期待しております。(_ _)
例によって追伸。この批評を読まれた方へ。この批評に対する批評もご自由にどうぞ。