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Wrote 2000/06/15 Last update 2000/06/27

猫下恒幸なる生物に関する報告書

著者:神崎修一
2000 (C)Syuichi Kanzaki


姓名

姓:猫下 [ねこした]
名:恒幸 [つねゆき]
字:鶏太郎 [けいたろう]

分類

分類:キジ目キジ科ニワトリ属
※キジ目キジ科コカトリス属とする説もある。コカトリスの分類は 2000年6月現在、定まっていない。

年齢・性別

性別:オス
年齢:二十代であるとも五十代であるともいい、はっきりしない。

生息地

太陽系第三惑星。太陽系外とする異説もあるが信憑性は低い。

性質

人語を解する。ただし英語は無知、日本語は拙劣。石化能力は持たないという説が有力。羽と尾は既に退化している。その代わりに足は強靱で、終電を寝過ごしても10キロ以上の行程を歩いて帰って来る。縄張りは半径2〜3キロだが、自転車に乗せると半径7〜8キロまでのびる。

夜行性で夜9時をすぎると目がらんらんと輝きだし行動が活発化する。しばしば「我らが闇の眷属の時が来た」などとうそぶいて夜中に外出するが、鳥目であるため暗所では移動速度が極端に低下する。夜に能力が高まるのは事実であるため、先祖にゴキブリやコウモリなどの血が混ざっている可能性もある。本人曰く「どうせならヴァンパイア」――身の程知らずでもあるようだ。ところで「うそぶく」という言葉には「鳥や獣が鳴き声をあげる」という意味もある。

自ら変人と称するが、「その通り」とする複数の証言がある(普通である、という証言は 2000年6月現在まで得られていない)。温厚で人間が近寄っても敵対的な行動をとることはまずない。ただし日中寝ぼけているときは別である。

猫手、猫舌、猫身体であり、とにかく熱い物は苦手。猫下から猫舌に改姓すべきである。贅沢にも好き嫌いが多い。少食だが水分は日当たり平均4リットルとかなり多量に摂取。アルコールは下戸ではないが上戸でもない。


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